この暑さはいつまで続くのか【暑すぎる2019】異常気象の原因や関西・東京・北海道など地域別の期間をチェック。


今回の記事では、今年2019年の夏が「暑い」「暑すぎる」と言えるほどまでに暑くなるのかといったことや、異常気象の猛暑が発生する原因や理由、さらに暑さがいつからいつまで続くのかなど「2019年の夏」についてまとめていきます。

2018年は異常気象とも呼べる記録的な暑さとなったわけですが、もう正直あんな暑さには耐えられる気がしませんよね…。

ぜひ2019年の夏の暑さはどうなるのかをチェックして、避暑対策や今後の予定などを組んでいっていただければと思います。

2018年の夏は異常気象で歴代最高気温も記録

まず2019年の夏の暑さについて予想していく上では、昨年2018年のあの猛暑の異常気象っぷりが頭には浮かびます。

昨年は全国各地で気温がなんと40℃前後まで上昇し、7月23日には埼玉県熊谷市で「41.1℃」という日本歴代最高の気温を更新したことで日本中にも衝撃が走りました。

今でも昨年の猛暑が思いやられますが、本当に今まで経験したことがないくらい暑すぎる夏でしたね…。

 

それこそ体温調節や避暑対策もままならないような状況で、熱中症の患者も平年に比べて非常に多かった印象があります。

ちなみに実際にその数は6〜9月までの間に全国で「92,600人」と、熱中症の救急搬送者数は2010年以降最多となったことでも知られています。

 

そんな2018年の異常気象である猛暑の原因や主な理由となったのは、いわゆる「ダブル高気圧」でした。

©The Sankei Shimbun

「ダブル高気圧」とは「太平洋高気圧」と「チベット高気圧」の2つが日本付近にあった事で気温が上がった現象のことで、2つの高気圧が勢力の強いまま停滞し、相乗効果的に猛暑を作り出していたことが判明しています。

 

上記の図にもあるように高気圧の下の地表付近は周囲よりも気温が高くなる傾向にあり、そして空気は気圧の低い方に向かって風となって吹き出していきます。

その吹き出してしまった風の分を補うために、上空にある空気が下降気流となって降りてくるのですが、その際に上空にある雲が下降気流と一緒に気温が高い下層まで流され消滅してしまうんですね。

そのために下降気流によって暖気が地表に吹き付けるとともに、日光を遮るための雲でさえも少なくなってしまい、結果として地表付近の気温がみるみるうちに上昇していったということでした。

 

まさに気圧のダブルパンチということだったのですが、本当に自然現象には逆らうことができず暑さに耐えるしかないつらい猛暑だったことが思い出されます…。

2019年5月は季節外れの異常な暑さが話題に

そんな記録的な猛暑となった2018年の夏を受けて2019年の天候にも心配が及んでいますが、実際に2019年の5月は「季節外れ」と呼ぶにふさわしい異常な暑さが続きました。

特に北海道を中心に全国的な猛暑日が続き、実際に北海道の網走地方では35度以上を計測し「1978年の統計開始以来初めての5月中の猛暑日」となり話題を呼んでいます。

 

その他にも東京で最高気温30度以上の真夏日が続いたり、京都でも35度を記録するなど日本全国的に非常に暑い時期が続きました。

正直5月でこれほどまでに暑いのは自分も経験したことがありませんでしたが、本当に「もはやもう夏なんじゃないか」とうなされるような平年以上に暑い5月でしたね。

ちなみにこの5月の猛暑日を引き起こした原因としては、以下の2つの気象現象があげられています。

  • ジェット気流:西から東に流れる偏西風で高気圧を運んできた。
  • フェーン現象:風が山を越えることで熱くなり気温の上昇に繋がった。

このように「ジェット気流」「フェーン現象」の2つの気象現象が相まって、5月であるにも関わらず30度以上の異常気象とも呼べる猛暑日が続いたのでした。

2019年の夏も異常気象で猛暑が続く?

さて、ではそんな猛暑の5月を経て日本も夏を迎えることとなるのですが、2019年の夏も2018年のように異常気象の猛暑日が続いてしまうのでしょうか。

それこそ地球温暖化によって気温も徐々に上昇していますし、このままだと「毎年記録更新」なんてことも思いやられるかもしれません。

 

気象的なデータも参照しつつ、ここからは2019年の夏が暑いのかどうかチェックしていきましょう。

世界的に見れば2019年の夏は一層暑くなる予想

Switchboard Climate Change Animation

まず日本というよりも「地球」つまりは世界全体という視点で暑さについて見ていくと、2019年の夏は例年に比べてより一層暑くなることが予想されています。

様々なデータや憶測が飛び交っていますが、上記にあるのは米国の気候変動に関する独立研究機関「Berkeley Earth」が発表した内容。これによれば以下のように分析された結果が発表されています。

2019年はおそらく2018年よりも暖かい年になると我々は推計しています。

しかし、これまでで一番暖かかった2016年ほどではないと考えています。2019年は、1850年以降史上2番目の暑い年になる可能性が50%ほどです。

もはや耳を塞ぎたくなるような衝撃の分析結果ですね…世界的に見ると2019年は一番暑かったとされる2016年(これも意外と知られていないかも)ほどではありませんが、それでもこれまで以上に猛暑が続く年になると予想されているようです。

実際に南半球にあるオーストラリアでは異常なほどまでの暑さが続いていますし、アフリカやアジアでも例年より暖かい地域が多い様子。日本の5月の猛暑を考えてみても納得がいくデータであります。

 

また、そもそものところとして地球温暖化の影響でやはり例年気温は上昇しているようで、現在の地球は1951年〜1980年の平均気温よりも「0.77度気温」が高くなっていることが判明しています。

このように確実に気温上昇の波が到来していることは明確で、世界的に見ても猛暑に苦しむ年がこれからも続いていくことはほぼ間違いないでしょう。

2019年の夏は暑すぎることはなく「平均的な暑さ」が予想される

ただ、その中で「日本」の2019年の夏はどうなるのかというと、世界基準と比べると比較的「平均的な暑さ」が予想されると言われています。

上記ツイートは気象庁から発表された「暖候期予報」によるものなのですが、発表によれば2019年の夏は比較的平年並みの気温であることが伺えます。

 

その主な理由としては2018年に日本を苦しめた「ダブル高気圧」の勢力が、そこまで大きくはないということ。

全体的に偏西風や気圧が南寄りとなっているのが2019年の特徴ですが、上空にある「チベット高気圧」は平年よりも弱く、そして太平洋高気圧は日本列島のやや南東に位置しており、昨年のように気圧が重なり気温が異常に上昇することはないと思われます。

そもそものところ2018年の異常気象も特に地球温暖化の影響というわけではなかったので、こういった気象現象が起きるか起きないかが気温上昇を左右する大きな要因となっているのでしょう。

 

同様に5月の猛暑日も「ジェット気流」「フェーン現象」によるものであったことは確かなので、「5月が猛暑だったから夏はもっと異常になる」というわけではありません

特に上空の偏西風も平年よりも南側を流れていることから、全体的に2019年は気象現象の「運」が良いと言ってもいいのかもしれませんね。

2019年夏はエルニーニョ現象が原因で「冷夏」となる予想も

また、むしろ2019年の夏は猛暑日となるどころか「冷夏」になるのではないかとも言われているのです。

実際に上記ウェザーニュースからの発表にもあるように、気温に比べて2019年の夏は「雨量」も比較的平年並みか多い予想となっていました。

これは夏の高気圧の日本列島への張り出しが弱く、日本付近には南からの湿った空気が流れ込みやすいためとなっていますが、そうして2019年の夏は多少雨の日が多く感じるものになるのかもしれません。

 

そうして冷夏の可能性が噂される主な原因としてあげられているのが、「エルニーニョ現象」です。

  • エルニーニョ現象:太平洋赤道域の日付変更線から南米沿岸にかけて海面水温平年よりも高くなる現象のこと。

と言ってもわかりにくいかもしれませんが、まずエルニーニョ現象が発生していないときにはインドネシア近海に暖かい海水が留まり、水蒸気が発生することで積乱雲が生まれます。

そして積乱雲ができたところには上昇気流が発生するため、そこで西から東へと吹く「偏西風」を北へ北へと押し上げていくんですね。

 

結果として偏西風が積乱雲によって北に押し上げられると、太平洋高気圧が日本列島を覆い気温も高くなる傾向にあるのです。ダブル高気圧の話にも近いものがありますね。

ただしこれはエルニーニョ現象が「発生しなかった」ときのこと、つまりエルニーニョ現象が発生した際にはこれとは「全く逆の現象」が発生してしまいます

エルニーニョ現象は「太平洋赤道域の日付変更線から南米沿岸にかけて海面水温平年よりも高くなる現象」とお伝えしましたが、そうして暖められた海面は例年よりも南アメリカ方面に流れ、そのためにインドネシア近海の海面温度は低くなります。

 

海面温度が低くなると積乱雲も発生しにくくなるのですが、そうなると偏西風を北に押し上げていくことができずに、結果として日本列島が太平洋高気圧に覆われる範囲が狭くなってしまうのです。

こちらでも太平洋高気圧が「日本付近への張り出しは弱い」とされており、それはフェーン現象が影響していることが考えられます。

そして、その結果として日本列島は気温が例年よりも低くなってしまうということなのです。

 

このエルニーニョ現象は2018年の秋頃から確認されていますが、それが夏にかけても継続すると言われており、その影響によって2019年の夏も「冷夏」となる可能性があると言われているのでした。

2019年夏は地球温暖化の影響もあり「普通に暑い」日々が続くか

©️気象庁

ただし、上記は1989年〜2018年までの日本の年平均気温をグラフ化したものなのですが、こうして見てみると平均気温は年々少しずつ上昇している傾向にあります。

エルニーニョ現象が発生した代表年として2003年や2009年が主にあげられることが多いですが、確かにエルニーニョ現象が発生した年は気温が下がり「冷夏」となる年がこれまでにいくつかありました。

 

しかしながら、地球温暖化の影響により上記のように気温が年々上昇していることから、たとえエルニーニョ現象が発生し気温が下がるといったとしても、「冷夏」というほどまでに明らかに気温が下がることはあまり現実的に考えられません

そうではなく、年々気温が上昇していることも考えるとむしろ「平年並み」の気温であることが、2019年の夏の予想としては妥当でしょう。

2019年の夏がいつからいつまで続くのか&地域毎の平均気温

それでは最後に2019年の夏が「平年並み」と言われていることを受けて、平均的と言われる気温や暑さがどれくらいのものでいつからいつまで続くのかといったことを、地域毎にチェックしていきましょう。

地球温暖化の影響もあるので、それぞれの平均気温よりも0〜1度ほどまでは高くなる可能性も考慮しつつ、ぜひ参考にしてみてください。

北海道:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:16.7℃
  • 7月:20.5℃
  • 8月:22.3℃

北海道における2019年の夏についてですが、他の地方に比べて夏の訪れも遅く期間も短いのが主な特徴。

そんな北海道では5月の猛暑日が思いやられますが、この夏も札幌市などでは一時的に気温が30度近くまで上昇する現象が起きる可能性もあります。

ただしそうは言っても日本全体を通して平年並みの暑さとなっているため、7月は気温が上昇する日がありながらも8月には比較的過ごしやすい気候が訪れるのも時間の問題であると見られています。

東北地方:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:18.5℃
  • 7月:22.2℃
  • 8月:24.2℃

東北地方における2019年の夏ですが、7月の下旬には比較的暑い日を迎えることにはなりますが、異常気象と言えるような気温の明らかな上昇は計測されないものと見られています。

6月の下旬から8月の初旬にかけて、比較的過ごしやすい気温の夏が予想されるでしょう。

関東地方:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:21.4℃
  • 7月:25.0℃
  • 8月:26.4℃

関東地方における2019年の夏についてですが、埼玉県で5月に真夏日を記録したように比較的山あいなどの地域では最高気温を早く記録することが予想されます。

東京もそういった山あいの地域に次ぐ形で気温の上昇や真夏日を迎えることとなり、7月下旬から8月の中旬にかけては暑い日が続くことでしょう。

そこから9月にかけては気温も下降傾向にあり、秋に向けて過ごしやすい日も少しずつ増えていくことと思われます。

中部地方:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:20.7℃
  • 7月:24.5℃
  • 8月:26.6℃

中部地方における2019年の夏についてですが、新潟県などを中心に他地方に比べてじっとりとした暑さが続くのが中部地方の特徴です。

5月には真夏日を記録するなど暑い日が続いていますが、7月下旬には30度近い日もいくつか出てくる可能性があるでしょう。

6月から7月にかけて暑さのピークは続き、それ以降は秋に向けて少しずつ過ごしやすい日も増えていくことと思われます。

近畿地方:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:23.5℃
  • 7月:27.4℃
  • 8月:28.8℃

近畿地方における2019年の夏についてですが、大阪や京都など盆地が多い近畿地方では例年気温の高い日が続いています。

7月初旬には少し早めに気温の高い夏日を記録し、8月にかけては暑い日がさらに続いていくことでしょう。

ただそれも一過性のものでお盆の頃には気温も落ち着き、比較的過ごしやすい日も増えていくものと思われます。

中国・四国地方:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:22.9℃
  • 7月:26.7℃
  • 8月:27.5℃

中国・四国地方における2019年の夏についてですが、例年通り国内でもつらい暑さの続く日が多いことが予想されます。

特に7月に入ってから8月にかけては30度を超える夏日も予想されており、9月あたりまではその暑さに耐える日々が多くなるかもしれません。

九州地方:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:23.0℃
  • 7月:27.2℃
  • 8月:28.1℃

九州地方における2019年の夏についてですが、7月上旬には30度近い夏日を迎えることが予想されています。

ただお盆など8月中旬にかけてが暑さも少しずつ落ち着いていき、過ごしやすい日も少しずつ増えていくことでしょう。

沖縄地方:平均気温と2019年の夏はいつからいつまで続くのか

  • 6月:26.8℃
  • 7月:28.9℃
  • 8月:28.7℃

沖縄における2019年の夏についてですが、他地方に比べて夏日を迎えるのが早く気温も高いのが沖縄の特徴。

6月下旬には高い気温を記録し、7月にかけてはつらい暑さが続く日も多いことが予想されています。

ただし例年に比べては早く暑さも引いていき、比較的過ごしやすい日が8月9月にかけては増えていく可能性があるとも言われています。

 

日本全体として2018年があの異常なまでの暑さだったので「むしろ今年は涼しい」と感じる人もいるかもしれませんが、比較的去年よりは過ごしやすい夏ですのでアウトドアなど純粋に季節を楽しんでいただければと思います。


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