サカナクション モス

サカナクション「モス」歌詞フル全文の意味を解釈&考察|「ルパンの娘」主題歌テーマソングがお洒落すぎる。


今回はMVがとても前衛的だということで何かと話題を呼んでいるサカナクションの新曲「モス」について、フルバージョンの歌詞全文の意味を解釈&考察していきたいと思います。

7月から放送されるドラマ「ルパンの娘」の主題歌にも抜擢されたこの楽曲は、テーマソングとしてもふさわしい強いメッセージ性の込められた楽曲。

サカナクションもとい山口一郎さんはどういった思いをこの「モス」に込めたのか、そして歌詞にはどのような意味があるのかということについて詳しく見ていきましょう。

サカナクション「モス」がドラマ「ルパンの娘」主題歌に抜擢。

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今や日本のみならず海外にも数多くの熱狂的なファンを抱えるサカナクションですが、新曲をリリースするたびに大きく話題を呼んでいます。

その中でも特に今回フォーカスする「モス」は注目どころ、ニューアルバム「834.194」に収録されている当曲はフジテレビ系木曜劇場「ルパンの娘」の主題歌にも抜擢されました。

 

ドラマ「ルパンの娘」は深田恭子さんが主演を務めるドラマで、代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との恋愛を描いた横関大の同名小説をドラマ化したもの。

瀬戸康史さんや栗原類さん、加藤諒さん、渡部篤郎さんなどの名だたるキャスト陣と合わせて、待望の声が高まっている人気ドラマの1つです。

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そんなドラマ「ルパンの娘」の主題歌である「モス」をサカナクションが歌い上げているのですが、サカナクションがドラマ主題歌を担当するのは実に約6年ぶりのことなのです。

2003年に放送されたドラマ「dinner」以来の抜擢となり、そのことをサカナクションの山口一郎さんも次のように喜んでいました。

僕たちの新しい歌を地上波ドラマの主題歌に抜擢していただき、本当にありがとうございます。

このような表現の楽曲を高く評価していただけことに、ロックバンドとして光栄に思います。

個人的な話になりますが、深田恭子さんの主演ドラマだと伺った際には小さくガッツポーズしました。(笑)

最初は慎ましく感謝を述べながらも、しっかり最後は面白い話で締める山口一郎さんらしいコメント。

山口一郎さんは40歳近くになるのでまさに「深田恭子世代」と言えるのかもしれません、小さくガッツポーズする山口一郎さんを思い浮かべるとかわいらしいですね。笑

サカナクション「モス」MVが衝撃的だと話題に。

さて、そんな山口一郎さんも喜んだドラマ主題歌への抜擢ですが、当の楽曲「モス」はMVが衝撃的であると大きく話題を呼んでいます。

ただしMV自体はまだYouTubeなどでは正式に公開されておらず、今は動画配信サービス「GYAO!」での独占先行配信のみ。

これは単純にGYAO!のキャンペーンの一画であることは間違いありませんが、MVの内容が内容だけに「限定性」を演出するために独占先行配信から始めたのだと個人的には思います。

 

その内容を知るには実際にGYAO!をインストールしてMVを見てもらうのがまず早いでしょう、自分もあまりアプリをインストールしたくはなかったのですがMV見たさに思わず追加しました。笑

そんな衝撃のMVを手がけたのは山口保幸氏、これまでにサカナクションの「ユリイカ」「蓮の花」などのMVも手がけてきたことで知られています。

 

ユリイカも蓮の花も独特な世界観でサカナクションらしい作品に仕上がっているのですが、今回の「モス」もそのメッセージ性の強い歌詞や世界観を見事なまでに表現していました。

「全編を通して試聴した者のみがサカナクションの表現の振れ幅の広さを痛感できる作品に仕上がっている」というコメントも出されていますが、まさにその通りだなと感じます。

ちなみにMVの最後に出演しているのはジェンダーレス男子の井手上漠さん、こちらもとても可愛らしい方で話題を呼んでいるので関連記事もよかったら呼んでいただけたら嬉しいです。

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サカナクション「モス」歌詞フル全文の意味&内容を考察

それではここからはサカナクション「モス」の考察へと入っていきますが、まずは楽曲の歌詞を把握しておきましょう。フルバージョンの歌詞全文がこちらになります。

「モス」 – サカナクション
作詞:Ichiro Yamaguchi
作曲:Ichiro Yamaguchi

君のこと
(ソウゾウデキズニ)

知らなくていいや
(ソウイウフンイキ)

僕はまだ
(ソウゾウデキズニ)

探してたいんだ
(ソウイウコトバガ)

抱えても叶えられないこと
比べても負けるとわかってたんだ

繭割って蛾になる マイノリティ
揺れてる心ずっと 三つ目の眼

飛び交う蛾になる マイノリティ
雨に打たれ羽が折りたたまれても

 

君の上を
(ソウゾウデキズニ)

ふわふわ浮いた
(ソウイウフンイキ)

抱えても叶えられなくても
比べても一人でうずくまっても

つまづいても誰かが指差しても
次の場所を行けるとわかってたんだろう

繭割って蛾になる マイノリティ
揺れてる心ずっと 三つ目の眼

飛び交う蛾になる マイノリティ
雨に打たれ羽が折りたたまれても

繭割って蛾になる マイノリティ
揺れてる心ずっと 三つ目の眼

連れてく蛾になる マイノリティ
君はまた僕を思い出せるなら

出典:サカナクション – モス 歌詞

実はこの「モス」ははじめ「マイノリティ」という仮タイトルがつけられていたそうですが、このご時世ですから様々な曲解が起きてしまうと思いタイトルを変更したそうです。

そこでマイノリティを象徴するものとして虫の「蛾」を意味する「モス」がタイトルに付けられていると、そういった背景もあるため歌詞にも「マイノリティ」という単語が非常に目立つ印象がありますね。

ちなみにタイトルや楽曲の内容について、山口一郎さんは以下のようにコメントしています。

この曲には、もともと「マイノリティ」という仮タイトルが付いていたんです。

歌詞の中にも「マイノリティ」って言葉が出てくるんですけど、結構この言葉ってセンシティブじゃないですか。性的マイノリティや民族的マイノリティも含まれるから。

でも、僕が言いたかったのは、みんなが好きと言うものを好きと言いたくない……自分の中に本当に好きなものがあるっていう、それを選ぶっていう性質のマイノリティだったんだけど。

でもそれを「マイノリティ」というタイトルにしちゃうと全部含んでしまうので、違った表現ということで「モス」……虫の蛾ですね。それをタイトルにして完成させた曲です。

出典:サカナクション山口一郎 新曲『モス』を解説「結構な山本リンダ感」

こちらのコメントが全てを物語っているような気もしますが、このように今回の楽曲「モス」には次のようなメッセージが主に込められていると感じました。

自分の中にある本当に好きなもの、周りに流されずそんな本心を大切に毎日を過ごしていこう。

そもそもこの「モス」のMVにもそのメッセージ性が現れており、ネタバレにはなりますがMVでは巨大な「繭」から山口一郎さんが這い出てくる様子が描かれています。

楽曲にある「モス」はすなわち「蛾」を意味していますが、ここでは山口一郎さん自体が蛾となり繭から飛び出し、そしてマイノリティとしての選択をしたということが伝わってくるでしょう。

 

そして歌詞の中にも同じように「繭割って蛾になる マイノリティ」というように繰り返されていることがわかりますが、「モス」における繭の中の世界と外の世界というのは次のような意味合いを持っているのではないでしょうか。

  • 繭の「中」の世界:自分の本心に嘘をついている状態・生きづらい世界
  • 繭の「外」の世界:自分の本心に素直に生きている状態・生きやすい世界

今回の楽曲におけるマイノリティとは、このご時世のことも踏まえるとやはり「好きなことで生きていきたい」「自分の本心に素直でありたい」というように思っている人。つまりは「常識に対して何か違和感を感じている人」でしょう。

そして、繭の中に閉じこもっている世界というのは自分の「殻」に閉じこもっているようなもので、自分の本心に嘘をつきやりたいことや好きなことを諦めている状態であると思います。

 

しかし、このMVにおける主人公である山口一郎さんは、「抱えても叶えられなくても、比べても一人でうずくまっても、つまづいても誰かが指差しても」そして「雨に打たれ羽が折りたたまれても」繭の外の世界に出て自由になることを決意します。

ただしそれは決して簡単なことでも楽なことでもなく、繭から這い出るように出てきた山口一郎さんが肩でからがら息をしている様子を見ても、「自分の本心に素直に生きる」ということは並大抵のことではないということがわかります。

 

それでも、「三つの眼=心眼」つまりは心の声や本心が揺れ動きながらも「雨に打たれ羽が折りたたまれる」とわかっていたとしても、繭から這い出て自由に生きたい。

周りの目など気にせず自分らしく生きていきたい、そんな力強いメッセージ性が込められているのだと個人的には感じました。

まとめ

ということで今回は、大きく話題を呼んでいるサカナクションの新曲「モス」について、フルバージョンの歌詞全文の意味を解釈&考察しました。

少し抽象的な歌詞かもしれませんが「モス=蛾」をたとえに描かれたミステリアスな世界観や、強い思いの込められた歌詞は多くのファンの心を打っています。

ドラマの内容とリンクする部分もあるのかは定かではありませんが、サカナクションの楽曲が主題歌として採用されているという時点で、「ルパンの娘」も毎週チェックすることは避けられないですね。


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