真夏の夜の匂いがする

あいみょん「真夏の夜の匂いがする」歌詞全文やMV動画の意味を解釈&考察|マネキンにキスをする夏の夜が意味するものとは…


今回はあいみょんの新曲「真夏の夜の匂いがする」について、歌詞全文MV動画意味を徹底的に解釈&考察していきたいと思います。

石原さとみさんが主演を務めるドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」の主題歌にも抜擢されたこの「真夏の夜の匂いがする」は、夏のじっとりとした暑さにぴったりな男女の湿り気のある恋愛を表現した一曲。

MVではあいみょんが夏の夜のベンチの上でマネキンにキスをする姿などが描かれており、非常にムーディーで情緒的な仕上がりで大きく話題を呼んでいます。

ただネット上の考察などとはちょっと違った印象を個人的には抱いたので…あくまで持論にはなりますがこの「真夏の夜の匂いがする」の歌詞やMVをどう捉えていったのか紹介していきましょう。

あいみょん「真夏の夜の匂いがする」がドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」主題歌に抜擢

あいみょん – 真夏の夜の匂いがする【very short movie】

今回MVのリリースに先駆けてvery short movieが公開され話題を呼んでいる「真夏の夜の匂いがする」、あいみょんらしさが滲み出るオトナな楽曲となっています。

そんな「真夏の夜の匂いがする」は、石原さとみさんが主演を務める2019年7月から放送されるTBS系ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」の主題歌にも抜擢されており、楽曲の歌詞自体もドラマのために書き下ろされました。

楽曲の理解を深めるためにも、ドラマの簡単なあらすじを紹介しておきます。

[新ドラマ]『Heaven?~ご苦楽レストラン~』7/9(火)スタート!! 石原さとみがフレンチレストランのオーナー役に!!【TBS】

フレンチレストランで働いていた伊賀観(福士蒼汰)は、真面目な性格で営業スマイルができないため、仲間からも客からもまったく評価されていなかった。

しかしそんな彼を高く評価する女性が現れる。その謎の女性は黒須仮名子(石原さとみ)。彼女は近々オープンするという自分のフレンチレストランに伊賀をスカウトする。

「スタッフに必要なのはオリジナリティー。あなたはいいサービスマンになるわ。きっと」

その言葉に心を打たれ、彼女の店で働くことを決意する伊賀。

だがそのレストランは駅からも繁華街からも住宅地からも遠く離れた墓地の中に佇む店で、しかも彼女が集めた従業員は、元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一(志尊淳)、牛丼屋の店長を5年務めていた店長・堤計太郎(勝村政信)、人に言えない秘密を抱えている不運の天才シェフ・小澤幸應(段田安則)、資格取得が趣味の元・銀行員ソムリエ・山縣重臣(岸部一徳)と、小澤以外はフレンチ未経験の素人ばかり。

仮名子はなぜそんな彼らを集めたのか? はたして店は無事にオープンできるのか?かつてない、“至極のフレンチレストランコメディー”の幕が開く!

もうあらすじの時点で面白いと分かる内容となっているこの「Heaven?~ご苦楽レストラン~」、石原さとみさんが主演ですしあいみょんの楽曲が主題歌ということも相まって人気も伸びていくことでしょう。

そんなドラマのために書き下ろされたという「真夏の夜の匂いがする」、あいみょんは楽曲の制作にあたり以下のようなコメントも出しています。

この楽曲は台本を頂いてから書き下ろしを進めていったんですが、今回は自分の中で「クセになる」というのをテーマに、聴いた人の耳を離れない楽曲になればいいなという思いのもと作詞作曲を進めました。

ドラマもクセのある人物がたくさん出てくると思うので、ドラマと楽曲がマッチングするんじゃないかなと思っています。ドラマが始まるのも楽しみです。

出典:あいみょん書き下ろしの主題歌「真夏の夜の匂いがする」音源解禁! ジャケット写真&視聴動画も公開! さらに7月19日(金)からは先行配信もスタート!

ドラマの主題歌を制作する上ではどうしてもその内容に引っ張られ過ぎてしまうこともありますが、「クセになる」という抽象的なキーワードをテーマにすることによって、うまくドラマにも馴染みつつあいみょんらしさの出る楽曲となっています。

この辺りは流石ですよね。過去には自分の好きな映画や作品に対して「自分がこの作品の主題歌を作るとしたら…」というイメージを持ちながら、自主制作主題歌のような感じで作詞作曲もすることがあったというあいみょん。

「今夜このまま」もドラマの主題歌として大ブレイクしましたが、この「真夏の夜の匂いがする」もファンを中心に人気を博すことは間違いないでしょう。

 

また、一方でドラマの主演を務める石原さとみさんも以下のようにコメントを出していました。

先日初めて主題歌を聞き、また新しいあいみょんさんだ!!と感動しました。一度聞いたら耳から離れないフレーズとメロディ、なによりもあいみょんさんの声が本当にかっこいいです。

歌詞も『Heaven?』にぴったりで、本能的な仮名子や振り回される周りのキャラクターに寄り添ってくれている感じがして嬉しかったです。

この主題歌に合うドラマが作れるよう引き続き撮影楽しみたいと思います。

出典:あいみょん書き下ろしの主題歌「真夏の夜の匂いがする」音源解禁! ジャケット写真&視聴動画も公開! さらに7月19日(金)からは先行配信もスタート!

ドラマの主演の方にこのように言ってもらえたら、楽曲を作った身としてもこれ以上嬉しいことはないですよね。

あいみょんは特に同性から見ても「格好良い」と思えるような雰囲気の持ち主というか、性別に関係なく惚れてしまいそうな雰囲気と人柄の持ち主。

ドラマの内容とどのようにリンクしていくのかということにも着目しつつ、そんなあいみょんの歌声にこの夏は酔いしれていきましょう。

あいみょん「真夏の夜の匂いがする」歌詞全文やMV動画の意味を解釈&考察

さて、それではそうして大きく話題を読んでいるあいみょんの「真夏の夜の匂いがする」について、歌詞全文やMV動画の意味を解釈&考察していきましょう。

まずは歌詞の全文をチェックしていきましょう。

「真夏の夜の匂いがする」あいみょん
作詞:あいみょん

真夏の夜の匂いがする
絵の具のソレと同じ香り
さまざまな色 恋も踊り出す
今夜は私もそのひとり

真夏の夜の匂いがする
私にはわかる危険な香り
色々な問題も溢れ出す
今夜も帰路にて頭を冷やす

もっと自由にグラスを片手に
人生を謳歌 人生を歌おうか

そんなことできたらなぁ

真夏の夜の匂いがする
偉そうに睨む魔物がいる
うやむやな地図で惑わされる
迷子の迷子の子猫になる

あぁ気づけばほら
踊らされる 癖になってる
抜け出せない

天国か地獄か
わからない道を行こう
振り切って進んで行こう

簡単じゃないから
ハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

根拠のないセリフに
騙されたら最後
最高の財宝がきっと
ここにあるはず

フラつき足が不思議と
おかしなうちへ
快楽へと極楽へと
吸い込まれてく

あぁ気づけばほら
脳みその中に溶けてく
いとをかし

天才か真逆か
わからない未知の人
ふざけんな もうどうしよう
完璧な答えが出ないまま
行くんだろう
愛の価値も この人間も

かと言って裏切れなかったんだ
可も不可もなくここに至った
真夏の夜の匂いが誘った私の身体
「いらっしゃい」ほらまた聞こえた

真夏の夜の匂いがする
絵の具のソレと同じ香り
さまざまな色 恋も踊り出す
今夜は私もそのひとり
今夜は私もそのひとり
今夜は私もそのひとり

天国か地獄か
わからない道を行こう
振り切って進んで行こう

簡単じゃないから
ハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

歌詞とMV動画の内容はマッチしているものだと思われるので、ここからはこちらの歌詞とMVの内容を考察していきましょう。

「真夏の夜の匂い」は「叶わない恋」のたとえだと思う

あいみょん – 真夏の夜の匂いがする【very short movie】

真夏の夜の匂いがする
偉そうに睨む魔物がいる
うやむやな地図で惑わされる
迷子の迷子の子猫になる

まず、今回の楽曲「真夏の夜の匂いがする」のメインテーマをおさらいしておくと、それは「クセになる」ということでしたね。

それを踏まえて、MV動画に出てくる女性たちの振る舞いや楽曲の雰囲気を考慮した際に、タイトルにある「真夏の夜の匂い」は「叶わない恋」もしくは「どこか後ろめたさを感じる恋」のことを表しているのではないでしょうか。

これを「真夏の夜の匂い=夏の訪れ」というように直訳してしまうとどうも面白みがないというか、それこそ「あいみょんらしくない」と思うんですね。

 

そうではなくて、男女や恋人たちにとって「真夏の夜」とはどういったものなのかということを考えると、それは「恋が加速する季節」であり「じっとりとした恋模様」を象徴するものだと個人的には捉えました。

それこそ夏といえば花火大会や海などイベントごとが多いことも含めて、想いを寄せるあの人との距離を縮めるチャンス。なんとこともよく言われたりもしますよね。

そういったことを踏まえるとこの「真夏の夜の匂いがする」は男女の恋模様を描いた歌であり、そのことに加えて「叶わない恋」「してはいけない恋」のことなどを表しているものだと思われます。

 

なぜ叶わない恋なのかということについては、「うやむやな地図」「迷子の迷子の子猫(子猫=女性)」「抜け出せない」という曖昧な表現やワードが多く見られるためです。

普通の恋であればその思いは真っ直ぐなものであることが多いですし、何より「抜け出せない」とはあまり表現しないのではないかと個人的には思います。

「抜け出したいけど抜け出せない」「ハマりたくないけどハマってしまう」そんな危うさのある恋の先にあるのはそれこそ「天国か地獄かわからない」わけで、真夏の夜のじっとりとした熱気も含めて、男女のもどかしい思いが交錯する禁断の恋模様がこの楽曲のメインとなる内容でしょう。

叶わない恋だからこそ諦めたいのだけれども、好きだからこそ諦められないもどかしさがあるわけです。

「偉そうに睨む魔物」は良心や常識のたとえ

あいみょん – 真夏の夜の匂いがする【very short movie】

また、そういったことを踏まえて引き続き歌詞について考察していくと、冒頭にある「偉そうに睨む魔物」は良心や常識のたとえなのではないかと感じました。

主人公である女性は「真夏の夜の匂い=好きだけど近寄ってはいけないあの人(おそらく叶わない恋だから)」に気づき、その匂いがする方向へと歩み寄っていきます。

しかし、そうして近寄っていってしまうと同時に「あの人は自分のことを好いてくれていない」ということは心のどこかでわかっている。

それは彼女にとって良心というか常識というか、そういった心の内にある「やめておけ」という思いに睨みつけられているような感覚を「偉そうに睨む魔物」と表現しているのではないでしょうか。

 

しかしそれでも、女性はあの人のことが好きで思わず歩み寄ってしまう。

それはまさに正解のない「うやむやな地図」を頼りにふらふらと歩いているようで、だからこそ「迷子の迷子の子猫ちゃん」となり「あなたのお家はどこですか」状態になってしまうということです。

キスをされるマネキンは「自分に気持ちを向けてくれない男性」

あいみょん – 真夏の夜の匂いがする【very short movie】

気づけばほら
踊らされる
癖になってる
抜け出せない

そして、女性は真夏の夜の匂いに誘われるがままに、好きな人の元へと歩み寄ってしまいます。

その様はまさに「踊らされる」ようで「癖になってる」ことの何よりの証拠であり、もう抜け出すことのできない恋模様なのでした。

 

しかし、MVで描かれているあいみょんとベンチに座る男性はリアルな人間ではなく、「マネキン」です。

これはどういうことを表しているのかということには様々な憶測がありますが、個人的にはマネキンとは「感情を持たない人形」であり、そんなマネキンは「自分に気持ちを向けてくれていない男性」のことを表しているのではないでしょうか。

また、他の男性と女性のペアもMVには登場していますが、そのほとんどが女性から足をかけていたり女性が男性の頭を振っていたりと、基本的に想いが向けられている方向は「女性→男性」のように描かれています。

これは2人の想いが双方向的なものではないということであり、女性が憧れている想いを抱きそれこそ「かまってほしい子猫」のように甘えているのですが、一方の男性はマネキンにも象徴されているように100%の想いを女性に対して向けているわけではないのかもしれません。

 

何よりあいみょんがマネキンにキスをするシーンでは、マネキンなので当たり前ですが相手の身体は1ミリたりとも動いていません。

これは男性がキスをされても動じていないということの現れだと思いますし、それはつまり本気で女性のことを「まだ」好きではないということを描いているのではないかと個人的には感じました。

「簡単じゃない」「わからない道」それでも真夏の夜のような熱い恋は止められない

あいみょん – 真夏の夜の匂いがする【very short movie】

天国か地獄か
わからない道を行こう
振り切って進んで行こう

簡単じゃないから
ハマっていくんだろう
恋も金もこの人生も

ここまでをまとめてみると片思いの女性が「真夏の夜の匂い=男性の魅力」に惹き寄せられ、「偉そうに睨む魔物=叶わないとはわかっている」という思いを抱きながらも、衝動的かつ本能的に好きな人の元へと向かってしまう。

そこでは「癖になって抜け出せない」「踊らされている」ような状態で、キスをした男性もどこか全力ではない様子が描かれている。そんな情景がMVでは描かれているというイメージです。

ただ、こうして見てみると女性の叶わない想いがどこか虚しく、悲しい物語なのではないかと感じるかもしれませんが、必ずしも悲壮感が漂うだけの物語であるかと言われればそうではありません。

 

この女性にとって「叶わない恋」だとどこかで気付きながらも男性に寄り添うのはまさに「夢中」「夢の中」のようなことであり、夢の中にいる最中というのはどこか幸せな気分であることが多いです。

たとえこの恋の先に待っているのが「天国=あの人と結ばれること」なのか「地獄=自分の想いが届かないこと」なのかはわからないかもしれませんが、恋とは結末がわからないものであり、仮に結末がわかっていたとしても女性が男性に寄せるこの想いだけは確かなもので。

わからない道を行くこと、振り切って進んで行くこと、決して簡単ではないこと。だからこそ「金」も「人生」も楽しいしやめられない。

何よりこの真夏の夜のように熱く、じっとりとして、それでも病みつきになる「恋」というものは決して中途半端に止めることなどできないと。そんな極めてピュアで素敵な想いがこの「真夏の夜の匂いがする」では描かれているのではないでしょうか。

まとめ

ということで今回は、あいみょんの新曲「真夏の夜の匂いがする」について、歌詞全文やMV動画の意味を徹底的に解釈&考察してきました。

様々な考察や憶測があるとは思いますが、このあいみょんらしい人間のリアルな姿や想いが描かれた楽曲を「ただの夏の歌」として捉えるのはあまりにももったいないと思い、個人的な解釈ではありますが紹介させていただきました。

人の気持ちをマネキンを用いて表現するというのも非常に面白いところですし、何よりこの「叶うとか叶わないとかそういうのはいいからあなたに会いたい」という純粋で熱い想いには、誰もが心震えるものがあるはず。

まさにメインテーマ通り「癖になる」そんなあいみょんの「真夏の夜の匂いがする」、これはファンとしても無限リピートは必須の至極の一曲でしょう。

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