RADWIMPS「祝祭」歌詞全文の意味やMVフル動画を解釈&考察|アルバム「天気の子」収録ファン必見の主題歌。

祝祭
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今回はRADWIMPSの楽曲「祝祭 feat.三浦透子」について、歌詞全文の意味やMVフル動画の解釈&考察を行っていきたいと思います。

映画「天気の子」の主題歌として発表されているRADWIMPSの「祝祭 feat.三浦透子」。「君の名は。」主題歌も大きく話題を呼んだように、今回の「天気の子」アルバムに収録されている主題歌の多くも非常に大きな注目を集めています。

RADWIMPSは「天気の子」の世界観をどう歌い上げるのか、どういったメロディーや歌詞の意味を通じて表現するのか、そういったところに注目して「祝祭 feat.三浦透子」を紐解いていきましょう。

目次

RADWIMPS「祝祭 feat.三浦透子」など映画「天気の子」主題歌一覧のタイトルが発表される

2019年7月19日から公開される映画「天気の子」は、新海誠監督の新作ということで大きく注目を集めている令和時代最大の話題作。

新海誠監督にとっては前作に位置する「君の名は。」ではRADWIMPSの楽曲を存分に生かした世界観の描き方が旋風を巻き起こしただけに、今回の「天気の子」にも同様に抜擢したRADWIMPSの主題歌の数々からは目が離せません。

 

そんな注目の主題歌たちがお披露目されたのは公開2週間前という、待ち遠しく思うファンにとってはたまらないタイミング。アルバム「天気の子」にも収録されている以下主題歌5曲のタイトルが発表され話題を呼んでいます。

  • 「風たちの声」
  • 「祝祭 feat.三浦透子」
  • 「大丈夫」
  • 「愛にできることはまだあるかい」
  • 「グランドエスケープ feat.三浦透子」

それぞれMovie editバージョンとして「天気の子」では流れる楽曲もありますが、主題歌のタイトルの並びはこのようなところとなっていました。

ちなみに「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ feat.三浦透子」については事前に予告映像で楽曲が流されており、作品の世界観やその雰囲気を前もって掴むことができます。

映画「天気の子」の物語では、天候の調和が狂っていく時代に運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を選択するさまが描かれているのですが、RADWIMPSの野田洋次郎さんの声とエモーショナルなサウンドと作品の世界観が相まって、正直なところ予告の時点で既に感動モノ。

新海誠監督は野田洋次郎さんから送られてきた楽曲に対して次のようにコメントしており、RADWIMPSの楽曲が「天気の子」の世界をまた奥深いものにしていることが伺えます。

『帆高ってこのときこういう気持ちだったんだ』『陽菜ってこういう子なんだ』みたいなことが曲に書いてあった。

僕が知らない少年少女の気持ちが洋次郎さんの曲の中に入っていて、それを発見してくような……コンテを書いている期間はそんな感じでしたね。

(中略)

この1年半は、RADWIMPSのことが、洋次郎さんのことがどんどん好きになってく時間でした。

もともとファンで曲も好きで、『君の名は。』で一緒にやってもっと好きになっていたんですけど、変わらずずっと遠い場所で輝いている星みたいな人たちだったんですよ。

今でもそうなんですけど、『天気の子』をやったことで少しだけ友達に近くなりました。

一方の野田洋次郎さんも「天気の子」の脚本を読んだ上で次のようにコメントしており、クリエイターやアーティストとしてそれぞれが深く共鳴しあっているからこそ、こういった素晴らしい作品が出来上がるのだなと実感します。

新海さんらしくもあって、意外性もありました。もうちょっとわかりやすくマスに向けた物語を描かれるのかなと思っていたら、新海節を発揮したすごく攻めた内容で。

この物語は賛否を巻き起こすんだろうなと思ったし、僕は余計に新海誠さんという人が好きになりましたね。自分のやりたいものに対してものすごく正直なんだと驚かされました。

(中略)

すごく監督が信頼を置いてくれてるのを実感できたので、『ここまでは音楽監督は言わないかな』というところまで踏み込んで言うようになりました。

だからこの作品を通して、僕が出せるものをすべて渡そうと思いました。

自分は個人的に新海作品がとても好きで過去作も全て見てきたのですが、今回の「天気の子」についても本当に楽しみでしかありません。RADWIMPSのファンとしても正直たまらないです。

RADWIMPS「天気の子」アルバムには全31曲収録で店舗別購入者特典も

そんな話題作「天気の子」主題歌の5曲はRADWIMPSのニューアルバム「天気の子」に収録されており、さらにはアルバムの購入者を対象にした特典までもついてくる大盤振る舞いっぷり。

以下アルバムの詳細な情報となります、リリース日は映画公開日と同じ2019年7月19日とのこと。

●リリース情報
new album『天気の子』(同名アニメーション映画のサウンドトラック)
2019年7月19日(金)発売 
UPCH-20520/3,000円(+tax)

〈収録曲〉
“愛にできることはまだあるかい”
“グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子”
“風たちの声 (Movie edit)”
“祝祭 (Movie edit) feat.三浦透子”
“大丈夫 (Movie edit)”
主題歌となるボーカル楽曲5曲と、26曲の劇伴、計31曲を収録

〈アルバム『天気の子』の購入者先着特典〉
HMV:CDサイズカード「愛にできることはまだあるかい」ver./TOWER RECORDS:CDサイズカード「グランドエスケープ」ver./Amazon.co.jp:CDサイズカード「風たちの声」ver./TSUTAYA:CDサイズカード「祝祭」ver./上記以外のCDショップ:CDサイズカード「大丈夫」ver.
※各CDショップにて映画『天気の子』の5曲の主題歌にちなんだ、5種類のCDサイズカードをご用意しています
※特典は数に限りがあり、なくなり次第配布終了となります
※一部対象外の店舗もありますので、特典の有無に関しては直接各店にお問い合わせください

●作品情報
『天気の子』
7月19日(金) 全国東宝系公開
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:醍醐虎汰朗/森七菜/本田翼/倍賞千恵子/小栗旬
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
製作:「天気の子」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝
(C)2019「天気の子」製作委員会

出典:RADWIMPSによる映画『天気の子』主題歌5曲のタイトルが明らかに。スペシャル予報も公開

購入者には映画「天気の子」5曲の主題歌にちなんだ5種類のCDサイズカードがプレゼントされ、各店舗毎にその内容も異なっています。

CDショップ毎にCDサイズカードが違っているのでその点はご注意ください、改めて特典のみまとめるとこのようなところ。

  • HMV:CDサイズカード「愛にできることはまだあるかい」ver.
  • TOWER RECORDS:CDサイズカード「グランドエスケープ」ver.
  • Amazon.co.jp:CDサイズカード「風たちの声」ver.
  • TSUTAYA:CDサイズカード「祝祭」ver.
  • 上記以外のCDショップ:CDサイズカード「大丈夫」ver.

特典を全てコンプリートするのも良いですし自分のお気に入りの楽曲のみ手に入れるのも良いでしょう、ぜひお近くの店舗を探して購入者特典をゲットしてみてください。

RADWIMPS「祝祭 feat.三浦透子」歌詞全文の意味やMVフル動画を解釈&考察

さて、それではそうして大きく注目を集めている「天気の子」の主題歌であるRADWIMPSの「祝祭 feat.三浦透子」について、今回は特にフォーカスしていきたいと思います。

MV動画やフルバージョンの歌詞については映画公開日とともにリリースされるため、そこですぐさま追記させていただきます。

現状明らかになっている「祝祭 feat.三浦透子」の歌詞はこちら、この部分だけでもエモーショナルで「天気の子」の世界が垣間見れるような内容となっていました。

「祝祭 feat.三浦透子」RADWIMPS
作詞:野田洋次郎

聴きたい曲も見つからない
憂鬱な一日の始まりが
君の大げさな「おはよう」で
すべて変わってしまう不思議

君の言葉はなぜだろう
すべて映画で言うところの
クライマックスの決め台詞のように
大それていて好き

臆病とは病だとしたら
治る気配もない僕の
目の前に現れたあなたは
まるでさも 救世主顔

僕の中を光らせる鍵を
なぜに君に持たせたのか
そのワケをただ知るそのために
生きてみるのも悪くはないよね

君じゃないとないよ
意味は一つもないよ
ムキになって「なんでよ?」って聞かないでよ

キリがないが言うよ
君がいい理由を
2020番目からじゃあ言うよ

キリがないが言うよ 君がいい理由を
1番目は君があてて

聴きたい曲も見つからない
憂鬱な一日の始まりが

君の大げさな「おはよう」で
すべて変わってしまう不思議

まずタイトルにもなっている「祝祭」ですが、基本的には次のような意味を表す単語です。

  • ある事を祝うための祭り
  • 祝いと祭り

基本的には「祝祭=お祭り」と意味をとって良いと思いますが、この楽曲における「祝祭」とはどういった意味合いを持っているのでしょうか。

 

今回の「天気の子」の物語では以下のようなあらすじで物語が展開されていきますが、楽曲のタイトルとしての「祝祭」は「非日常」を意味しており、そしてそれは「帆高の日常の変化」とつながる部分が大きいと思います。

「あの光の中に、行ってみたかった」

高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。

しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。

彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。

そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。

彼女には、不思議な能力があった。

出典:映画「天気の子」公式サイト STORY

帆高は「家出して東京に来た」ということから、実家や両親との間で何かしらの確執があったものだと思われます。

そんな帆高はあらすじの通り東京に来てからもうまくいかない毎日を送り続けているのですが、そんな毎日は帆高にとって「聴きたい曲も見つからない憂鬱な一日」で。

 

しかし、とある日に出会った陽菜との運命的な出会いそのものを「祝祭」つまりとても嬉しいこととして表しており、そんな陽菜と過ごしていく非日常的な毎日を「祝祭」と指しているのが今回の楽曲なのだと思います。

これまで何も前進せず変わらない日々を送っていた帆高の日常は「すべて変わってしまう」、それだけ陽菜との出会いは大きなもので、帆高の人生を大きく変えてしまうくらいのもの。そういった意味合いが「祝祭」という楽曲には込められているのだと解釈しました。

 

また、天気というものは「本来変えることのできないもの」ではありますが、そんな天気を自在に操る能力のある陽菜はある意味「超越的なもの」「神格化された存在」と言うこともできます。

そういった非現実的な能力やストーリー性を表すものとして、神聖な「祝祭」というタイトルを採用したようにも受け取ることができます。

天気の子の物語においても「ある事情」を抱えているという陽菜ですが、「祝祭」という明るく彩られた楽曲とは裏腹に、その神秘的な能力を持っているがゆえに厄介ごとに巻き込まれてしまっているのでしょうか。気になるところです。

まとめ

ということで今回は、映画「天気の声」の主題歌であるRADWIMPSの楽曲「祝祭 feat.三浦透子」について、歌詞全文の意味やMVフル動画の解釈&考察を行ってきました。

「祝祭」は三浦透子さんが歌い上げているということも含めて比較的明るいシーンで流れることが予想されます、曲順もストーリーとリンクしているのが新海作品の良いところですよね。

憂鬱な日々を送っていた帆高と、それを変えてくれる存在としての陽菜。2人の愛情の行方と物語の結末からは目を離すことができません。

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