今回はヨルシカの人気曲&おすすめ曲ランキングについて、全10曲をランキング形式で紹介していきたいと思います。
若者を中心に大人気を博している「ヨルシカ」は、ボーカロイドクリエイターとして活躍していたn-buna(ナブナ)さんと女性ボーカルであるsuis(スイ)さんの2人から成る音楽ユニット。
元々はボカロPとして活動していたn-bunaさんの過去のワンマンライブに、suisさんがゲストボーカルで参加していたことが結成のきっかけとなっており、2017年に結成されてからこれまでに数多くの作品を生み出してきました。
そんなヨルシカの楽曲と言えばハイセンスな音楽性や歌詞の美しさやMVの映像美など様々な魅力がありますが、注目すべきはそれぞれの楽曲が物語性を持って「繋がっている」というところ。
「あの曲のあの歌詞がこっちの曲で…」「あの曲の主人公がこっちの曲では…」「あの曲の続きは実は…」といったように、1つ1つの楽曲がそれぞれ完成されたものでありながらも、タイトルやアルバム単位で垣根を超えて世界観が繋がっているものが多いのがヨルシカ の音楽の特徴なのです。
そのため、今回はランキング形式で人気曲を1つずつ紹介していくことにはなりますが、さらに楽曲の意味を深掘りしていきたい場合にはぜひ他の楽曲も聴いてみてください。1回目と2回目では聴こえ方が違う、そんなことも実際にあるので「ヨルシカ」の世界にどっぷりとハマっていただけたら嬉しいです。
それではあくまでファンとして個人的におすすめな楽曲に絞ったものにはなりますが、聴いて確実に損はないヨルシカの人気曲ランキングについて詳しく見ていきましょう。
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「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第10位:「八月、某、月明かり」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第10位は、「八月、某、月明かり」。
1stフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている、耳に残る後悔の思いを歌った歌詞と疾走感のあるメロディーが印象的な人気曲です。
ちなみに1stフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」と2ndフルアルバム「エルマ」はアルバムを超えて世界観が繋がっており、この「八月、某、月明かり」では主人公の青年・エイミーが吐露する、愛するエルマを失ったことへの喪失感や遣る瀬無さが歌われています。
「八月、某、月明かり」ヨルシカ
作詞・作曲:n-buna最低だ 最低だ
僕の全部最低だ
君を形の残したかった
想い出になんてしてやるもんか最低だ 最低だ
気持ちよくて仕方がないわ
最低だってこの歌詞自体が人生、二十七で死ねるなら
ロックンロールは僕を救った
考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから
君も、何もいらない
そんな「八月、某、月明かり」のサビ部分の歌詞はこのようなところとなっていますが、繰り返される「最低だ」という言葉を聴くとエイミーの潔さすら感じる後悔の念が思い浮かびます。
ちなみにこの楽曲はn-bunaさんが見たあまりにも綺麗な月が元となって生まれた作品としても知られており、実際に情景が浮かび上がってくるような歌詞の描写も注目すべきところ。
個人的には「人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った」という部分が、言葉・字面・語感の全てにおいて好きです。
「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第9位:「靴の花火」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第9位は、「靴の花火」。
1stミニアルバム「夏草が邪魔をする」に収録されている、宮沢賢治の「よだかの星」をモチーフにした少し物寂しさも感じる人気曲です。
他のアルバムにも見受けられるのですが、n-bunaさんは楽曲制作の際の裏テーマとして「文学感」を大切にしており、彼が好む近代の歌人・俳人の作品から楽曲に引用することも多いことで知られています。
ちなみにこの「靴の花火」のモデルとなった宮沢賢治に「よだかの星」は、以下のようなあらすじとなっています。
よだかは、美しいはちすずめやかわせみの兄でありながら、容姿が醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、鷹からも「たか」の名前を使うな「市蔵」にせよと改名を強要され、故郷を捨てる。
自分が生きるためにたくさんの虫の命を食べるために奪っていることを嫌悪して、彼はついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせて下さいと願う。
太陽に、お前は夜の鳥だから星に頼んでごらんと言われて、星々にその願いを叶えてもらおうとするが、相手にされない。
居場所を失い、命をかけて夜空を飛び続けたよだかは、いつしか青白く燃え上がる「よだかの星」となり、今でも夜空で燃える存在となる。
このあらすじを見た上で「靴の花火」について聴いてみると様々な発見があると思います、個人的な考察にはなりますがこれは「戦争」を1つのテーマに歌われた楽曲だと考えています。
よだかの星で「虫を食べる」ことに罪悪感を覚えた主人公の鳥・よだか、「靴の花火」で綴られている「今更な僕はヨダカにさえもなれやしない」という歌詞。
「靴の花火」ヨルシカ
作詞・作曲:n-bunaねぇ ねぇ
君を知ろうにもどっちつかずだ
きっと鼻に掛けるから清々することなんて何にもないけど
今日も空が綺麗だなぁ僕の食べた物 全てがきっと生への対価だ
今更な僕はヨダカにさえもなれやしない朝焼けた色 空を舞って
何を願うかなんて愚問だずっと下で花が鳴った
大きな火の花が鳴った
音だけでも泣いてしまう、だなんて憶うそんな夏を聞いた
それは敗戦国である日本で育ってきた現代人である僕らが、ヨダカになれない=命の大切さを理解しきれていないことを表しているのでないでしょうか。
実際に「靴の花火」のMVには英語の本・パン・トランプといったように外国を象徴するような描写が多く、「征こう=制圧する」「火の花=重火器や兵器」など戦争を彷彿とさせる歌詞も多いのです。
またアルバム名にある「夏草」も、松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡=戦争や戦に関する俳句」から取っているようにも思えますね。
というように、これ以上深掘りしすぎると他の楽曲を紹介できないのでやめておきますが、こうして楽曲のタイトルや歌詞の一言一句の意味合いを考察していくのもヨルシカの楽曲を楽しむ1つの魅力。
もちろん自分のこの考察は正解ではありませんし、1人1人の受け取り方の数だけ解釈もあると思います。ぜひ気に入った楽曲があれば色々と考えを巡らせながら聴いてみてくださいね。
「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第8位:「パレード」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第8位は、「パレード」。
1stフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている、どこか新たな物語の始まりを思い起こさせるような曲調と「一人ぼっちのパレード」という印象的な歌詞が光る人気曲です。
前述したように「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている楽曲はエイミーからエルマに向けて綴られたものとして描かれているのですが、歳を取ってしまえば大切な人の顔や記憶も薄れていってしまう中で、「もうちょっとだけでいい」と惜しむエイミーの気持ちが思い浮かぶような歌詞となっています。
「パレード」ヨルシカ
作詞・作曲:n-buna身体の奥 喉の真下
心があるとするなら君はそこなんだろうからずっと前からわかっていたけど
歳取れば君の顔も忘れてしまうからさ
身体の奥 喉の中で 言葉が出来る瞬間を僕は知りたいからこのまま夜が明けたら
乾かないように想い出を
失くさないようにこの歌を
忘れないで もうちょっとだけでいい
一人ぼっちのパレードを
「一人ぼっちのパレード」とはどういった意味を持っているのか、主人公のエイミーは今どんな気持ちでこの詩を書いているのか。そういったことに頭を巡らせて楽曲を聴いてみると、色々と思い浮かぶものがあると思います。
哀愁が漂いながらもほのかな希望のようなものも感じるメロディーが印象的な、「だから僕は音楽を辞めた」のアルバムの中でもオススメな一曲です。
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「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第7位:「準透明少年」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第7位は、「準透明少年」。
2ndミニアルバム「負犬にアンコールはいらない」に収録されている、「準透明少年」というタイトルと特徴的な歌詞が印象に残る人気曲です。
凛として花は咲いた後でさえも揺るがなくて
今日が来る不安感も奪い取って行く正午過ぎの校庭で一人の僕は透明人間
誰かに気付いてほしくて歌っている凛とした君は憧れなんて言葉じゃ
足りないようなそんな色が強く付いていてどんな伝えたい言葉も目に見えないなら透明なんだ
寂しさを埋めるように歌っていた誰の声だと騒めきだした
人の声すらバックミュージックのようだ
あの日君が歌った歌を歌う体の何処かで
誰かが叫んでるんだ長い夜の向こう側で
この心ごと渡したいから
僕を全部、全部、全部透過して
こちらが冒頭からの主な歌詞となりますが、個人的にヨルシカの楽曲には「正午」という言葉がよく歌詞に出てくるような気がします。
例えばそれは「正午前」ならあなたと出会う前を表しており、「正午過ぎ」ならあなたと別れた後を表している、というように捉えることもできるかもしれません。
この「準透明少年」は目に見えるものと目に見えないものを例えに、大切な人との記憶が消えない中で「僕を透過して=もう僕を無いものにしてくれ」と葛藤する主人公の姿が描かれています。
エッジの効いたギターが印象的なメロディーが光る、ヨルシカの中でも「ロック」を強く感じる疾走感溢れる名曲でしょう。これもまた必聴の曲です。
「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第6位:「藍二乗」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第6位は、「藍二乗」。
1stフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている、どこか物寂しい雰囲気を感じさせるエモーショナルな人気曲です。
この「藍二乗」は「i^2(i=虚数の二乗)」つまり「マイナス1」であるというタイトルの裏テーマが込められているのですが、歌詞ではエルマなしでは生きていくことができないというエイミーの悲痛な思いが描かれています。
「藍二乗」ヨルシカ
作詞・作曲:n-buna変わらない風景 浅い正午
高架下、藍二乗、寝転ぶまま
白紙の人生に拍手の音が一つ鳴っている
空っぽな自分を今日も歌っていた変わらないように
君が主役のプロットを書くノートの中
止まったガス水道 世間もニュースも所詮他人事
この人生さえほら、インクみたいだあの頃ずっと頭に描いた夢も
大人になるほど時効になっていくただ、ただ雲を見上げても
視界は今日も流れるまま
遠く仰いだ夜に花泳ぐ
春と見紛うほどに
君をただ見失うように
後半に出てくる「エルマ、君だけが僕の音楽なんだ」という歌詞は物語における重要なメッセージでもあります、そうしてエイミーの純粋なエルマに対する気持ちや愛情が象徴される感動的な楽曲と言えるでしょう。
「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第5位:「だから僕は音楽を辞めた」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第5位は、「だから僕は音楽を辞めた」。
1stフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている、表題曲としてアルバムを象徴するような人気曲です。
このアルバムもといエイミーとエルマの物語は「エルマが音楽を辞めた」という結論を先に出し、「では、なぜ音楽を辞めたのか」という理由や由来を徐々に明らかにしていくという小説的なアプローチとなっており、この「だから音楽を辞めた」はある意味では物語の「起点」であり「終点」でもある楽曲と言えるでしょう。
「だから僕は音楽を辞めた」ヨルシカ
作詞・作曲:n-buna考えたってわからないし
生きてるだけでも苦しいし
音楽とか儲からないし
歌詞とか適当でもいいよ
どうでもいいんだ間違ってないだろ
間違ってないよな間違ってるんだよ わかってるんだ
あんたら人間も
本当も愛も救いも優しさも人生もどうでもいいんだ
正しい答えが言えないのだって防衛本能だ
どうでもいいや あんたのせいだ僕だって信念があった
今じゃ塵みたいな想いだ
何度でも君を書いた
売れることこそがどうでもよかったんだ
本当だ 本当なんだ 昔はそうだっただから僕は音楽を辞めた
ただ、歌詞を見てみると物語の全容やエイミーの理屈が全て理解できるような内容となっているわけではなく、どこか投げやりにすら思えるエイミーの感情が吐露されています。
この「だから僕は音楽を辞めた」の楽曲とアルバムは1つ1つの曲が完成されていながらも、全ての楽曲や物語を紐解いていくとまた新しい発見や視点が生まれる仕組みとなっており、「間違ってないだろ」「間違ってないよな」「間違ってるんだよ」というエイミーの心境の変化も考察のしがいがあるところ。
何よりsuisさんの感情の込められた歌声がとても印象的で、エイミーとエルマに感情移入していけばいくほど、楽曲を聞いている自分自身の心に深く突き刺さるのです。
ぜひこの「だから僕は音楽を辞めた」を起点に、終点に、エイミーとエルマの物語の中へと巡り巡っていただければと思います。
「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第4位:「雲と幽霊」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第4位は、「雲と幽霊」。
1stミニアルバム「夏草が邪魔をする」に収録されている、スローテンポで癒しのある曲調と「幽霊になった僕」という印象的な歌詞が光る人気曲です。
「雲と幽霊」ヨルシカ
作詞・作曲:n-buna幽霊になった僕は、
あの頃の景色を見に行くんだ
遠い街の海辺
子供のとき見た露店街歩き疲れた脚でそこらのベンチでバスを待って
その後はどうしよう
何で歩いてたんだろう何も知らなくたって
何も聞けなくたって
いつか君が忘れても
それでも見ているから夏の陰に座って
入道雲を眺めるだけでどこか苦しくて
空が高いよ ねぇこのままずっと遠くに行けたらいいのにな
夜しかもう眠れずに君と座って
バス停見上げた空が
青いことしかわからずに雲が遠いね ねぇ
夜の雲が高いこと、本当不思議だよだからさ、だからさ
君もさ、もういいんだよ幽霊になった僕は、
明日遠くの君を見に行くんだ
その後はどうしよう
きっと君には見えない
この「雲と幽霊」の主人公の男の子と「言って。」の主人公の女の子は同じ世界線で繋がっており、楽曲同士がリンクしているという面白い仕掛けが施されています。
また、歌詞に出てくる「夜しかもう眠れずに」という歌詞はバンド名である「ヨルシカ=夜しか」の由来ともなっており、そういう意味ではヨルシカを象徴するような楽曲でもあるでしょう。
ぜひそういったことを踏まえた上で、「言って。」とも合わせてそれぞれの楽曲も聞いてみてくださいね。
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「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第3位:「ヒッチコック」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第3位は、「ヒッチコック」。
2ndミニアルバム「負犬にアンコールはいらない」に収録されている、爽快感のあるメロディーと「先生」に問いかけるという印象的な世界観が特徴の人気曲です。
「ヒッチコック」ヨルシカ
作詞・作曲:n-buna「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。
夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。
人に笑われたら涙がでるのは何でなんでしょうか。
それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか。」さよならって言葉でこんなに胸を裂いて
今もたった数瞬の夕焼けに足が止まっていた
一度聴いたら頭から離れない、ここまでに印象に残る歌詞の楽曲もそう多くはないでしょう。
ちなみにこの「ヒッチコック」は若者だからこそ感じる世の中の不条理や心の痛みを投げかけるような内容となっていますが、MV動画で少女が問いかけている「先生」は両手がない怪物のように見えます。
それは「大人が子供を理解してくれない」ということの表れかもしれませんし、その逆も然りで「子供にとって大人は理解しきれないもの」だということも表しているのかもしれません。
そういった中で「青空だけが見たいのは我儘ですか」という少女のピュアな思いも綴られており、改めて世の中や青春について考えさせられる楽曲となっていました。ヨルシカの曲はMVの映像を通じて新しい解釈が生まれることもあるので、ぜひ歌詞と映像を合わせて見てみるのもオススメです。
「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第2位:「言って。」
ヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第2位は、「言って。」。
1stミニアルバム「夏草が邪魔をする」に収録されている、先述したように「雲と幽霊」に対応する形で制作された人気曲です。この曲は本当に泣けます、本当に。
「言って。」ヨルシカ
作詞・作曲:n-bunaあのね、私実はわかってるの
もう君が逝ったことあのね、わからず屋って言うんだろうね
忘れたいんだけどもっとちゃんと言ってよ
忘れないようメモにしてよ
明日十時にホームで待ち合わせとかしよう牡丹は散っても花だ
夏が去っても追慕は切だ口に出して 声に出して
君が言って
そして人生最後の日、君が見えるのなら
きっと、人生最後の日も愛をうたうのだろう
全部、全部無駄じゃなかったって言うからあぁ、いつか人生最後の日、
君がいないことがまだ信じられないけどもっと、もっと、もっと、もっと
もっと、もっと、もっと、君が
もっと、もっと、もっと、もっともっと、ちゃんと言って
この「言って。」で綴られている「君」とは「雲と幽霊」の男の子のことを指しており、それはつまり彼がもうこの世にはいないことを表しています。
そうであるのに、もう二度と自分に対して言葉を発してくれることはないのに、少女は「言って」と執拗に求めます。あなたが死んでしまったことを理解できないと、でも絶対に「言ってもらえない」んです。
それがもう言葉にできないほど切なく、遣る瀬なく、それでいてあまりにも純粋すぎる愛情の現れで。個人的には哀愁の漂うメロディーもまた涙腺を刺激し、最初の「あのね」という一言でもう悲しくて泣いてしまう。
こんな歌詞を書けるn-bunaさんは本当にすごいと思いますし、それをこのように歌い上げてしまうsuisさんももはや畏敬の念を抱くほど。「雲の幽霊」と合わせてぜひ聴いてみてください。
「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング第1位:「ただ君に晴れ」
そしてヨルシカ人気曲&おすすめ曲ランキング第1位は、「ただ君に晴れ」。
2ndミニアルバム「負犬にアンコールはいらない」に収録されている、Tik Tokでおなじみの人も多いヨルシカを代表する人気曲です。
「ただ君に晴れ」ヨルシカ
作詞・作曲:n-buna夜に浮かんでいた
海月のような月が爆ぜたバス停の背を覗けば
あの夏の君が頭にいるだけ
鳥居 乾いた雲 夏の匂いが頬を撫でる
大人になるまでほら、背伸びしたままで遊び疲れたらバス停裏で空でも見よう
じきに夏が暮れても
きっときっと覚えてるから追いつけないまま大人になって
君のポケットに夜が咲く口に出せないなら僕は一人だ
それでいいからもう諦めてるだけ
もちろん他の楽曲のように歌詞で綴られる世界観を考察するのも良いですが、この「ただ君に晴れ」はそれ以上に「音楽」として僕らを楽しませてくれる一曲だと思います。
印象的で耳に残るキャッチーなメロディーもそう、サビに入っているクラップもそう、ヨルシカの総集編とも言えるような青春の甘酸っぱさが詰まった歌詞もそう。
あれこれと考える前にまず「ああこの曲、好きだな」と、聴いている人を引きつける強い魅力がこの「ただ君に晴れ」にはあると思います。
なんだか音楽って本来そんなものなのかもしれないなと、純粋に「音を楽しむ」という心を思い起こさせてくれる自分も大好きな一曲です。
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「ヨルシカ」人気曲&おすすめ曲ランキング番外編
また、ヨルシカの楽曲以外にもn-bunaさんがボカロPとしてリリースした曲や、suisさん単体でタイアップした楽曲も番外編として紹介させていただきます。
ヨルシカの楽曲が好きなら絶対これも好きです!と自信を持って言える楽曲をいくつかピックアップしたので、ぜひこちらも合わせて聴いていただけたら嬉しいです。
PlayStation®4 Lineup Music Video
「夢の中へ」ft. suis from ヨルシカ
【初音ミク】 ウミユリ海底譚 【オリジナル曲】
【GUMI】透明エレジー【オリジナル曲】
【初音ミク】 夜明けと蛍 【オリジナル】
夜明けと蛍 / ナブナ
こうしてn-bunaさんとsuisさんのそれぞれの才能も光る、まさに最強タッグと言ってもいい「ヨルシカ」。
本当に底知れぬ奥深さがある楽曲ばかりなので、ぜひ今回の記事をきっかけに色々な曲を聴いてもらえたら嬉しいです。
まとめ
ということで今回は、ヨルシカの人気曲&おすすめ曲ランキングについてチェックしてきました。
ヨルシカとしてリリースした楽曲だけでなく、ボカロPとして制作されたn-bunaさんの楽曲やsuisさんが単体でタイアップした楽曲なども番外編でチェックしましたが、2人が紡ぎ出す「音楽」は本当に底なし沼のように魅力が深い。
ましてやどんどん深みにハマっていけばいくほど新しい気づきがあったり、また違った楽曲の捉え方をするようにもなっていきます。自分も毎日のようにヨルシカをリピートしていますが、それこそ毎日のように「あ、この曲ってこんな意味もあるのかも」「ああこの曲のこの部分好きだなあ」というように新しい発見尽くしです。
ヨルシカの楽曲たちはハッキリとしていて、でもどこか曖昧で、心細くて、背中を押してくれて、毎日を彩ってくれて、「音の楽しさ」を教えてくれる。
今回の記事をきっかけに少しでもそんなヨルシカの奥深さハマっていく人がいればファンとしても嬉しいですし、数々の名曲に触れて音楽の良さが広まっていったなら幸いです。