DNG(DetonatioN Gaming)所属のプロスマブラプレイヤー、にえとの選手。
スマブラをプレイしている人、またスマブラ以外のストファイなどをプレイしている人もその名を聞いたことがあるケースが多いのではないでしょうか。スマブラもeスポーツとしての人気を獲得してきていますがその中でもやはりプロのプレイヤーは広く名が知れているでしょう。
記憶に新しいのは2019年4月に開催されたウメブラSP3での負けなし優勝ですが、にえとの選手の圧巻の強さに改めて脅威を感じた人も多いと思います。
ウメブラSP3負け無しで優勝!!!!!!!!
長い間応援してくれた皆ほんとにありがとう!!!!!!!— Nietono / にえとの💀 (@Ueji1123) April 13, 2019
クールなイケメンで女性ファンも多く、かつどこか憎めないようなユニークな人柄もありまさに「愛されキャラ」なにえとの選手。
今回はそんな実力と人柄ともに多くの人に認められているにえとの選手について、年齢や名前の意味、出身大学などのプロフィールを中心にチェックしていきましょう。
にえとのの年齢などWiki的プロフィール
【闘龍門 #スマブラ】平日のスマブラコミュニティ大会ににえとの選手が参戦。多キャラで調整中のにえとの選手は優勝を目指します!ぜひ応援よろしくお願いします!https://t.co/ke3wp0A9ef pic.twitter.com/BQBJBsWRna
— DetonatioN FocusMe (@team_detonation) September 13, 2017
名前:Nietono/にえとの
愛称:にえとのプロ・との・とのさん・スマブラの教科書
生年月日:1992年1月23日
年齢:27歳
拠点:東京
所属:DetonatioN Gaming(DNG)
使用キャラ:ピチュー
さて、まずにえとの選手の簡単なプロフィールについて紹介していきますが、年齢は27歳とスマブラプレイヤーの中では少し年上的なポジションに位置しています。
「とのさん」といった愛称からもわかるように年下の学生プレイヤーや20代前半のプレイヤーからすれば、少し兄貴分のような印象もあるのかもしれません。
また、「スマブラの教科書」と呼ばれていることからもわかるように、その高度で基本に忠実なプレイスタイルはスマブラ界随一のもので、大会での様子や動画を通じてにえとの選手のスマブラ理論や技術から学びを得ている人も多いのではないでしょうか。
そんなにえとの選手は現在はマルチゲーミングプロチームDetonation Gaming(DNG)に所属するプロプレイヤーとして活動しているわけですが、スマブラへのデビューを果たしたのはスマブラX時代のことでした。
当時はピクミン&オリマー使いのトッププレイヤーとして日本中にその名を広めていましたが、Apex2012ではAllyやNairoなどの強豪選手を破り海外勢にもその強さを植え付けています。決勝では惜しくも同じく日本のおおとり選手に負けてしまったわけですが、当時のプレイ映像を見てみると今のような圧倒的な実力はこの頃からすでに培われていたことがわかります。
こうしてスマブラXから大会などで結果を残していったにえとの選手、スマブラ3DS・スマブラfor Wii Uではアップデートによるメインキャラであったゲッコウガの弱体化などに頭を悩まされるケースもありましたが、シークを次のメインキャラに据えさらに大きな成果をあげていきます。
Apex2015での5位入賞やウメブラ12での優勝などで好成績を次々に残し、ときにはフォックスやディディーコングなど他キャラも広く使用しつつ、スマブラfor Wii U最後のevo2018では3位入賞(日本人最高)という有終の美を飾りました。まだ記憶に新しいこの戦績ですが本当にすごかった。
こうして目に見える大きな成果を残し続けてきたにえとの選手はその活躍が企業の目にも止まり、eスポーツ事業の成長と盛り上がりと平行する形で、2016年4月からDNGにてフルタイム給与制の契約を結ぶこととなりました。
プロスマブラーとしてはDNGのスマブラ部門に所属が決定した2014年から「プロ」名義で活動はしてきていましたが、このフルタイム給与制というシステムを導入したのも記憶に新しく、当時は自分も個人的に驚いたのを覚えています。「スマブラが仕事」ってすごいことです。ちなみにこの話題性もあってか当時「マツコ会議」に出演していたことも衝撃でしたね。
2016/03/05 20:17
DNG所属のプロゲーマーにえとの選手、今年4月よりフルタイム制導入先日梅崎様によって発表されたにえとの選手のフルタイム制が本日正式に発表されましたhttps://t.co/G1UG5BHE6E pic.twitter.com/20a6dTWIJO
— eSR SSB4 | スマブラ総合情報 (@SSB4_eSR) March 5, 2016
さて、続いて今作のスマブラSPにおけるにえとの選手ですがやはりその圧倒的な強さは健在。これまでゲッコウガ・シーク・ディディーコングといったようなコンボキャラ、スピードキャラを得意としていたにえとの選手は、スマブラSPにおいて復帰&圧倒的強化を経たピチューをメインキャラに据えることを決めました。
今では「日本最強のピチュー使い」といっても異論はないでしょう、ピチューでいえば海外ではVoid選手の活躍が目覚ましいですが彼に引けを取らない勢いを見せています。
特にピチューの強さを見せつけたのはやはり、冒頭でも少し紹介したウメブラSP3での優勝でしょう。2019年4月に開催された当大会は500名を超えるプレイヤーが参加したわけですが、その中でなんと1ゲームも落とさず優勝するという驚異的な結果を残しました。彼にとってウメブラの優勝は4年ぶりということもあり胸にこみ上げてくるものもあったでしょう。
RayRoadGaming所属の同じくプロプレイヤーであるかめめ選手との決勝は、本当に熱かった。
にえとのの名前の由来や意味は?
さて、そんな圧倒的強さを誇るプロプレイヤーであるにえとの選手ですが、そもそも「にえとの」ってどういう意味があるのか?と感じる人も多いのではないでしょうか。
このことについては本人も公表していたのですが、にえとの選手のプレイヤーネームはライトノベル「灼眼のシャナ」に由来しています。今となってはもうこれでもかというほどに懐かしいタイトルですね。
にえとの選手自身が「灼眼のシャナ」の小説にとてもハマっていたということもあり、作中に登場する武器「贄殿遮那(にえとののしゃな)」から「にえとの」という名前を取っています。釘宮理恵、懐かしいですね。
電撃25周年記念ベストアルバム「灼眼のシャナ-BEST-」本日発売になりました! 全20曲収録のCD2枚組、初回限定盤はノンテロップOPED映像収録Blu-rayと特製スリーブ仕様です。同時発売の超電磁砲BESTとあわせて是非♪ (写真は初回盤です)https://t.co/udk5j8Se90 #shakugan pic.twitter.com/YOaZMEAE7s
— 灼眼のシャナ公式 (@shanafinal) January 24, 2018
活動していく上でのプレイヤーネームってそれぞれ個性的ですしとても大切なものだと思いますが、にえとの選手の作品への愛が伺えます。
ちなみに「シャナ」という名前にする選択肢ももちろんあったのだとは思いますが、にえとの選手はキャラクターそのものよりも武器だったり技が好きになるケースが多いために、シャナの武器である贄殿遮那から名前もとっています。
それはスマブラの使用キャラ選択においても同様で、「この技が好きだからこのキャラを使う」という決め方を経て、シークだったりピチューなどを使用しているのです。確かに「釣魚」とか格好良いですよね。
にえとのの出身大学はどこ?
加えて、にえとの選手の出身大学はどこなのか?ということも気になるところですよね。
眼鏡をかけていることもありますがそのプレイスタイルも頭脳明晰さがにじみ出ていますし、基本的に相手を動かしていくというプレイスタイルにしても、ゲームプレイ中のにえとの選手の頭の回転力は半端じゃないものがあるでしょう。
ただ、出身大学についてにえとの選手本人の口から公表はされておらず、一応ではありますが以下のように学歴についてツイートしているのを発見しました。
ちょこさんは岐阜大学、あばだんご氏は農工大学、あゆはさんは東大と、強いスマブラーは高学歴ですがにえとのプロも高学歴なんですか? — 私はFラン大学です。 http://t.co/tn3aqixg0j
— Nietono / にえとの💀 (@Ueji1123) April 2, 2015
上記に加えて例えばスネーク使いとして知られるShogun/しょーぐん選手も京都大学の出身であることが有名ですが、にえとの選手自体は自身の出身について「Fラン大学」と口にしています。
正直なところ学歴とスマブラの技術が直接的なつながりを持つとは言い切れない部分がありますし、にえとの選手もあれだけの強さを誇っているわけですから、そこまで学歴に対してにえとの選手自身がコンプレックスを抱いていたり気にしている様子はないようですね。そもそもこの質問自体もちょっとあれかなと感じなくもありません。
Fラン大学と一口に言うと日本に数多くの大学があるわけですから厳密に特定こそはできませんが、にえとの選手は実は高校時代に駅伝で全国高校駅伝に出場していた経験もあり(しかもアンカー)、大学でももしかしたら運動部に所属していたり駅伝の強い大学へと進学した可能性もなくはありません。
そこで培った体力だったり気合というものが、今のにえとの選手のスマブラプレイにも活きているのかもしれませんね。
ちなみにではありますが、2018年に開催されたウメブラ32では「博多は北海道にあると思っていた」という珍シーンも見受けられましたが、そういったユニークさ・チャーミーさも含めにえとの選手の憎めない部分ですね。
こんな感じですが当大会ではあのしゅーとん選手やあばだんご選手と激闘を繰り広げています、弱い部分も強い部分もこのギャップもまた格好良い。
日本にとどまらず海外でもその名を馳せている、にえとの選手。プロとしての葛藤や苦悩などももちろんあるかもしれませんが「スマブラ」というゲームを楽しみつつ、今後もさらなる活躍をされることを願っています。