今回はゆずの新曲「GreenGreen」の歌詞全文やMVフル動画の意味について、解釈や考察を行なっていきたいと思います。
「GreenGreen(グリーングリーン)」は、女優の有村架純さんと歌舞伎役者の市川海老蔵さんが共演することで話題を読んでいる伊藤園「お〜いお茶」2019最新CMソングにも抜擢されており、北川悠仁さんが作詞作曲を務めた爽やかな楽曲がファンの間でも好評です。
大切な人との「別れ」を歌っている「GreenGreen」は、個人的には「サヨナラバス」「桜木町」などのバラードラブソングを思い起こすような温かいミディアムナンバー。
そんな話題のゆずの新曲「GreenGreen」について、詳しくチェックしていきましょう。
ゆず「GreenGreen」歌詞全文やMVフル動画の意味を解釈&考察
それでは早速、ゆずの新曲「GreenGreen」の歌詞全文やMVフル動画の意味を解釈&考察していきましょう。
上記MV動画をもとに歌詞を解釈していきます、まず歌詞の全文はこのような文章となっていました。
「GreenGreen」ゆず
作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁「忘れないから」「忘れないでね」
扉の向こうに手を振った 遠い昔話「全部このままさ」「なにも変わらない」
振り返るけど 僕らはもう 他の誰かだった若葉が光受けるような
淀みない心で触れ合った
浮かんでくるのは 眩しすぎる日々GreenGreen
丘の上寝そべって見てた空 夏の匂いがすぐそこまで
憧れも不安も ぼんやりと過ぎてった
どうにかなるさと笑いながら
君とだったら無敵と思っていた
叶わぬ願いはないと信じた
風の中で揺れている
GreenGreen「似たもの同士」「分かり合えるんだ」
言葉なんて必要ないさ そんなおとぎ話「元気でいてね」「きっとまた会えるよ」
サヨナラは間違いじゃなかった
そう言ってくれないかGreenGreen
帰り道待ち合わせの時刻 呼びかけたら振り向いた君
少し大人ぶって でもカッコつかなくて
吹き出したいつものあどけない笑顔
特別予定なんかなくても
一緒にいれればそれでよかった
続いていく毎日を疑いもせず若さゆえに傷ついて 街の雑踏に飛び出した
世界が嘘だらけでも 君だけ ほんとだった見渡す景色 今もどこかで
どんな風に暮らしているかな
時々悩んだって 幸せに包まれ
変わらない君がいるだろうGreenGreen
丘の上寝そべって見てる空 夏の匂いがすぐそこまで
教えてくれたんだ 道に迷うときは
ここから また始めればいいんだ
ずっと言えずにいた「ありがとう」
小さく呟いて歩き出す
風の向こうに手を振る
GreenGreen
ゆずの北川悠仁さんが作詞作曲を務めたこの「GreenGreen」は、大切な人との別れを歌ったミディアムナンバー。
この「ミディアムナンバー」というのがまた1つ大切な部分だと思っていて、バラードで哀愁を漂わせてしまうよりも、かつアップテンポで軽さを出してしまうよりも、ミディアムナンバーという丁度良いテンポのメロディーが「別れ」と「門出」という両面性を表していると思います。
そのようにメロディーを解釈した上で歌詞についてもフォーカスしていくと、冒頭にある「忘れないから」「忘れないでね」というワードにも象徴されているように、今回の「GreenGreen」は大切な人との別れの瞬間を迎えるまでの曖昧な心情だったり心の揺れ動くさまが描かれているでしょう。
MVにも登場しているボーイスカウトの少年たちがこの「GreenGreen」のストーリーにおける主人公となっていますが、お互い似た者同士で大切に思い合う彼らが過ごす時間はかけがえのないもので。
でも、「永遠に続くもの」などこの世には何1つなくて、そんな2人にも当たり前だった日常が当たり前ではなくなっていく瞬間が、別れの瞬間がいつか必ず訪れます。
そのことをどこかでわかっていながらもその瞬間瞬間を大切に生きてきた2人、それでも「その時」は訪れてしまう。もちろん少年は若さゆえにそのことに傷ついてしまいます。
しかしながら、大切なあの人と別れた後でも今こうして見上げている景色の先には、風の向こう側には、自分と同じように別れを乗り越えて頑張っているあいつがいる。
そんなあいつのように自分も頑張っていきたい。これまで過ごしてきた日々は決して無駄なようなものではなく、今の自分を、そしてこれからの自分を支えてくれる「新芽」として育まれていくのだから。
個人的な考察や解釈はこのようなところですが、プラスして超個人的な話を付け加えておきます。
というのも童謡にも同名のタイトルである「グリーングリーン」という楽曲があるのですが、個人的には今回のゆずの「GreenGreen」とは「大切な人との別れを経てわかったことがある」という点において共通しているものがあると感じました。以下歌詞となります。
「グリーングリーン」
作詞:片岡輝1.
ある日パパと二人で 語り合ったさ
この世に生きる喜び そして悲しみのことを
グリーングリーン 青空には 小鳥が歌い
グリーングリーン 丘の上にはララ緑がもえる2.
その時パパはいったさ ぼくを胸にだき
つらく悲しいときにも ラララ泣くんじゃないと
グリーングリーン 青空には そよ風ふいて
グリーングリーン 丘の上にはララ緑がゆれる3.
ある朝ぼくはめざめて そして知ったさ
この世につらい悲しいことがあるってことを
グリーングリーン 青空には雲がはしり
グリーングリーン 丘の上にはララ緑がさわぐ4.
あの時パパと約束したことを守った
こぶしをかため 胸をはりラララ僕は立っていた
グリーングリーン まぶたには 涙あふれ
グリーングリーン 丘の上にはララ緑もぬれる5.
その朝パパは出かけた 遠い旅路へ
二度と帰ってこないと ラララ僕にもわかった
グリーングリーン 青空には 虹がかかり
グリーングリーン 丘の上にはララ緑がはえる6.
やがて月日が過ぎゆき 僕は知るだろう
パパの言ってたことばの ラララほんとの意味を
グリーングリーン 青空には太陽笑い
グリーングリーン 丘の上にはララ緑があざやか7.
いつかぼくもこどもと 語り合うだろう
この世に生きる喜び そして悲しみのことを
グリーングリーン 青空にはかすみたなびき
グリーングリーン 丘の上にはララ緑が広がる
緑が広がる 緑が広がる 緑が広がる
実は7番まで存在しているこの童謡「グリーングリーン」ですが、どうでしょうか。
これを読むと個人的にはまたゆずの「GreenGreen」を改めて聴きたくなりますし、「父との別れ」という相違点はありながらもとても共通する部分が多いのではないでしょうか。マニアックですが共感してくれる人がいたら嬉しいなあと思います。
ゆず「GreenGreen」が流れる伊藤園お〜いお茶CM動画
さて、そんな大切な人との別れをノスタルジックに歌い上げたゆずの「GreenGreen」ですが、伊藤園「お〜いお茶」のCMソングとして抜擢されたことでも話題を呼んでいます。
上記CM動画がゆずの「GreenGreen」が抜擢されたものです。女優の有村架純さんと歌舞伎役者の市川海老蔵さんという豪華キャスト陣とゆずの淡い楽曲が、CMをより一層印象深いものにしていますね。別バージョンも存在しています。
また、実はというかファンの多くは周知のことかもしれませんが、元よりゆずは伊藤園の「お〜いお茶」CMには2017年から以下タイアップソングを提供していました。
- 2017年:「愛こそ」
- 2018年:「春一番」
- 2018年:「公園通り」
- 2019年:「GreenGreen」
そういったこともあってか、もしかしたら「お〜いお茶と言えばゆず」なんてイメージを抱いている人も多いのかもしれません。
お〜いお茶のさっぱりとした飲みやすさのあるイメージと、ゆずの聴き心地がいいCMソングは正直ピッタリな組み合わせですよね。
合わせて過去の「お〜いお茶」CM動画も掲載しておくので、この際に「GreenGreen」以外のタイアップソングもぜひチェックしてみてください。
1つのCMへの4回目の抜擢ということですが、それだけゆずの2人や楽曲が信頼されている証ですし、ファンとしても「次はどんな曲がくるかな」なんて楽しみにもなりますよね。
個人的に「GreenGreen」と合わせて聴いてほしいゆずの泣けるラブソング集
それでは最後に、個人的に今回の新曲「GreenGreen」と合わせて聴いてほしいゆずの「泣けるラブソング・バラード集」についても紹介させていただきます。勝手ながら…。
今回のお〜いお茶のCMを見てゆずの他の楽曲に興味を持ってくれる人が増えれば嬉しいですし、他の楽曲を聴いた上で改めて「GreenGreen」を聴くと新たな発見などもあるかもしれません。
超個人的な嗜好によるものではありますが、もしよかったら以下オススメラブソング・バラード集も楽しんで聴いてみてくださいね。
もちろんゆずの良さはバラードだけではありませんし、アップテンポで元気の出る曲も大好きなのですが、こういったミドル・バラードテンポで淡く切ない楽曲も個人的にはオススメしたいです。
そうしてどんな楽曲でもそれこそ「ゆずらしく」歌い上げてしまえるのがゆずの2人の魅力だと思いますし、どの楽曲を聴いても強く心に残るものばかり。
ぜひ今回の「GreenGreen」も1つの機会としてゆずをもっと好きになってもらったり、他の楽曲にも興味を持ってもらえる人が増えていったら嬉しいです。ただ本当は「サヨナラバス」紹介したかったんですけどね、まあ公式がないので…。
まとめ
ということで今回は、ゆずの新曲「GreenGreen」の歌詞全文やMVフル動画の意味について、過去のCM動画やオススメソング集なども合わせて解釈・考察・紹介を行なってきました。
伊藤園お〜いお茶のCMソングにも抜擢されている今回の「GreenGreen」は、大切な人との別れを歌った淡く切ないミディアムナンバー。
ただ別れの悲しさを歌い上げるだけではなく、別れの先にある明るい未来やこれまで過ごしてきた日々への愛おしさを丁寧に表現した、ゆずらしい爽やかで前向きな楽曲だったと思います。
国民的ユニットであるゆずも弾き語りドームツアーなど新たな試みに挑戦し続けていますが、ファンとしても引き続き安心して応援していきたいですね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。