ライブ配信と言えば10代や20代前半といった若い方が中心です。その若くてキラキラした人たちの中で、中年男性は戦うことができるのでしょうか?
結論から申し上げると、そもそも戦ってはいけません。
若くて元気な若者と同じ土俵で戦うには労力がかかりすぎるので、戦う場所を選ぶ必要があります。
市場は同じでも同じ土俵に入らないことが大事です。それでは、具体的におじさんがライブ配信で人気になる戦略を解説します。
おじさんライバーの戦略|相手にないもので勝負をする
若い人と同じ土俵で戦わないために、自分が参入する場所に自分の武器を持って挑みます。武器の探し方として、マーケティング手法のひとつで、弱みだと思っていたものを強みに変えると武器になるということを活用します。
若い年代のライバーと違って年配の人だけが持つ武器とは何でしょうか?
その弱みとは、
若い人と比べて歳を取っている。です。まずはそれを強みに変えてみます。
歳を重ねたことによる強み
- 人生経験を活かす
- 失敗エピソード
- 後悔から学べる若いうちにやると得するノウハウ
などです。
長年続けていることがあると武器になる
もし長年続けている趣味や特技、仕事があるならそれをコンテンツとして伝えることで十分な武器となります。
物事は誰でも必ず何かしらつまずくことがあります。ご自身のそういった経験を思い出し棚卸ししてどういう風に解決してきたかを話すと良いでしょう。
また、その時代に生きていたその時代にしかなかったエピソードなどを話していくとウケる可能性があります。
芸人の平野ノラもバブル時代の女性を演じてその時代を知らない若い世代にもウケていましたよね?
昔流行ったこと、スマホがない時代の友達との付き合い方や遊び方、恋愛など。
今と比べて少し不自由だったけど楽しかった時の話をすると面白いかもしれません。
話す時には、「あの時代は良かった」といったような話ではなく、今こんなことしたらどうなる?と問いかけるような視聴者とのコミュニケーションに生かすことを考えましょう。
大人の趣味は企業案件が来るチャンスもある
YouTubeなどの動画配信サービスでの主な収入源は広告収入と企業からの商品・サービスを紹介する企業案件です。
広告収入は変動があり、多くの再生回数が必要となるので今広告収入を狙うよりも企業案件企業とのタイアップが安定した収入になります。
若い子向けの動画配信者の弱点はあまり自由に使えるお金の額が少ない若年層が主な視聴者という点にあります。
YouTuberは今やバブルで広告の費用対効果がはっきりしなくても高額なPR費が提示されています。
しかし、今後PRの費用対効果が厳しく精査され、効果が無いと判断された場合二度と依頼されないだけでなく、YouTuber全体の依頼費の下落が予測されます。
これはネット広告、サイトのバナー広告の広告費の歴史を見れば同じ道を辿ると予測されます。
そこで求められるのが、信頼性の高いコンテンツ。
大人の人の趣味はお金がかかるものも多く、また高品質な道具を欲しがる人も多く高額になります。
そういった趣味を昔から深くやっている人ならばその道具の良さや特徴、うまく使う方法などをレビューできるため、他のライバルにはない独自の視点で紹介することができます。
企業としても自身の商品をしっかりPRしてもらえる、ブランドイメージの向上や、売り上げアップになると分かれば複数回案件が来ることも期待できます。
ライブ配信する時の注意点
おじさんライバーの注意点として説教臭くならないようにするように気をつけましょう。
ライブ配信は相手とのコミュニケーションが大事です一方的に話したり上からものを言ったりしないようにしましょう。
そういった説教キャラで行くのもいいですが、ただ説教するだけではなくキャラクターとして伝わるようにどこか可愛げのあるポイント作りをしましょう。
基本的に清潔感は大事
ライブ配信は自身の姿を見せることになりますので三成の清潔感には必要以上に気をつけましょう。
若い女性でしたらすっぴん姿やパジャマでの配信と言うのは一定のニーズがありますが、おじさんのそういった姿はなんだかくたびれたような感じがしてあまり需要があるとは言えません。
キャラ付けの意味でも衣装を決めるのもアリです。毎回同じ服装、色で統一することで印象に残りやすくなります。
とは言え初期のニコニコ生放送では、生主(配信者)はお世辞にも綺麗とは言えないようなちょっと小汚いようなおじさんが人気になることもありました。
しかし多くのライブ配信では他のライバーは身なりをきれいにしたり、部屋部屋の内装も内装に気を配ったりしているので、ライバルとの落差が大きく開いてしまいますのでできることなら背景にも気をつけましょう。
戦場を選んで参入しよう
今からYouTubeやニコ生等メジャーな配信プラットフォームで戦うのは気力と根気が必要になります。
自身が配信するジャンルのライバルが少ない配信アプリを探してそこで活動するとうまくいく可能性が高くなります。